球蹴男児

[MOM2246]東海大福岡MF新垣智基(1年)_DF翻弄するようなドリブルで魅せ、ループシュートで決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [10.8 球蹴男児U-16リーグ第17節 佐賀東高 3-4 東海大福岡高 垂水市多目的広場]

 2年後、地元で開催されるインターハイに凱旋すること、そして全国舞台で活躍することが目標だ。MF新垣智基(1年/ヴィクサーレ沖縄)はMF本山潮音(1年/FCグローバル)とともに東海大福岡高の中盤で抜群のテクニックを披露。ピッチサイドで見ていた他校の選手から「上手くね」「あれ、誰?」というような声が聞こえてくるほどのプレーを見せていた。

 武器はドリブル。「どんどん仕掛けていくことが自分のサッカーの楽しみ」というMFは沖縄のヴィクサーレ沖縄FC時代も試合中にヒールリフトにチャレンジするなど、楽しみながらプレーしていたという。力試しのため、力を磨くために進学した東海大福岡でも「自分のプレーを貫くことが大切」と考えているMFは、その豊富なアイディアと自信を持っている足元の技術を表現。この日も、相手DFの逆を取り、翻弄するようなプレーを幾度も見せていた。

 そして、3-3で迎えた後半38分にはスルーパスで抜け出すと、鮮やかな右足ループシュートで決めて決勝点。魅せるだけでなく、試合を決定づけるプレーもした新垣がマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 新垣は「2年後、沖縄に帰って自分のプレーを魅せたい」と意気込んでいる。2年後のインターハイ開催地は沖縄。地元で開催されるインターハイで凱旋して活躍することが大きな目標だ。新垣は自分自身の技を磨くと同時に「強い動きと強い走りとかA(チーム)でも通用できるようになりたい」という課題を改善し、沖縄開催のインターハイや選手権の舞台で舞う。

「ゲキサカ」より(取材・文 吉田太郎)